いくつになっても恥をかける人になる
タイトルからいいね〜!と思ったので読んでみました。
とても良かったので、一部抜粋してをシェアしたいと思います。
まず、恥とは?
恥とは、自分や集団に対して恥ずべきことをしたり、失敗したりした際に感じる悔しさや恥ずかしさのことである。
恥は、社会的に受け入れられない行動や、羞恥心を持っている人が持つ感情を指す。
恥ずかしさは、自分についての自己評価が、他者との関係の中で相対的に低下する状況で生じる。
そして、恥ずかしいという感情は、人の笑いものになったり、世評が悪くなることを心配する気持ちと結び付いており、社会的な行為を方向づけるうえで大きな規制力を持つ。
そして、
この本では
恥は敵ではない
恥はチャンスの目印
というポジティブな解釈で論理展開が進んでいく。
以下、印象に残った部分を紹介します。
恥は6種類ある
恥はフェーズやタイミングによって異なる6つ種類の恥があるという概念がおもしろかったです。
イメージは以下です。
内的な恥と外的な恥。フェーズは初歩期、研鑽期、熟練期とあり、別々の恥がそれぞれ存在するということを解説していました。
一つ一つ簡単に見ていきましょう。
「内的恥」: 自分の美学に反することを行ったことで生まれる恥
「外的恥」:一般的な常識から外れることで生まれる恥
「初歩期の恥」:自分だけができない、わからないと言い出せないなどの状況フェーズならではの恥
「研鑽期の恥」:少し成長したが上手になろうともがいているフェーズの恥。経験が貯まってきた分、頑張っている姿を人に見せるのが恥ずかしかったり、誰かに協力をお願いするのが恥ずかしかったりする
「熟練期の恥」:自分が周りより経験値が貯まっている上級者フェーズ特有の恥。今更わからないとは言い出せなかったり、人前や後輩に指導する機会が増える中で出会う恥もある。
以上、内外2つのカテゴリと3つのフェーズを合わせた6つの種類の恥と、それぞれに対するよくある課題と内的向け・外敵向けへのアドバイスが本書では書かれていました。
目次だけ載せておきますね。
初歩期の恥
初歩期の恥1:知ったかぶりをついしてしまう
初歩期の恥2:不意の質問に取り繕って答えてしまう
初歩期の恥3: かからないことを自分一人で解決しようとする
初歩期の恥4:自信がなくてもできるフリをしてしまう研鑽期の恥
研鑽期の恥1:今さらできないとは言えない
研鑽期の恥2: 自分の得意なことしかやりたくない
研鑽期の恥3: 他人の成果を認めたくない
研鑽期の恥4:頑張っている姿を他人に見せたくない
研鑽期の恥5: 周りに協力をお願いできない熟練期の恥
熟練期の恥1:もう素直には謝れない
熟練期の恥2: 気に入らないとすぐに怒ってしまう
熟練期の恥3: 後輩への指導や注意を躊躇してしまう
熟練期の恥4:その揚を盛り上げようと茶化してしまう
熟練期の恥5:今さら新しいことを始められない
どれも的を得ている課題とアドバイスなのでとても面白いです。
今回はこれらの中で、自分でも重要な課題だと思っている
「研鑽期の恥5: 周りに協力をお願いできない」について抜粋して紹介したいと思います。
外的恥タイプの場合
前向きに努力をしているあなたには、人に協力をお願いする権利がある。
もしそれができない空気を感じているなら、それはあなた自身が他人の目を
勝手に想像して生み出している。
少し勇気を出して身近な人にお願いしてみよう。
喜んで手伝ってくれるはずだ。内的恥タイプの場合
内的恥の強いあなたは自分でなんとかしようと、意地を張ってしまう人だ。
「一人で何でもできる自分であるべき」という思い込みから、
誰かの手を借りることを「負け」や「失敗」と捉えてしまう。
あなたは自分に頼りすぎる。
見方を変えると、誰かの手を借りることは情報の共有にもなる。
先輩の手を借りれば、あなたの努力や成果も過程から共有することができる。
後輩の手を借りれば、あなたの知見やノウハウを後輩に伝えることもできる。
誰かの手を借りることは、時に借りたその人のためにもなるのだ。
一人で何でもできることは、必ずしも美徳ではない。
どちらのタイプのアドバイスもかなり参考になりました。
・なるほど、お願いすることは相手の手間や時間を奪ってしまうというネガティブな解釈をしていましたが、良いこともあるんだな
・情報の共有としてはかなり良い面があるんだな
・1人でなんでもやりたがるが、それは確かにデメリットもあるんだな
とこの1ページにかなり学びがありました。
自分自身の勝手な思い込みにより損していた部分がわかり、
今後はより人に協力してもらいながら、自分のアイデア実現を進めていくきっかけになりそうです。
これ以外にも
とても参考になるアドバイスや恥の解説が本書にはありましたので、
「恥の機能のせいで行動にブレーキがかかってるな〜」という方には
かなりおすすめです。
恥という人間のデフォルト機能について、理解を深め、自分を望ましい目的地に進めるためにうまく扱っていきたいものですね。
いくつになっても恥をかける人でありたいなと思いました。
以上です。ありがとうございました。
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